保育士が年度途中で退職する3つの理由とは?

保育士が年度途中で退職する理由は?

年度途中の退職を考える保育士

  • 途中で辞める理由
  • 途中退職の注意点
  • 辞めるまでの流れ

をまとめました。

 

保育士が年度途中で退職する理由

ストレスで体調を崩してしまう

年度途中で体調不良で休む保育士
保育士という職業は、さまざまなストレスを抱え込みやすいです。

  • 保護者との関係
  • 園長や主任からのプレッシャー
  • 仕事内容

など多くの悩みがあるでしょう。

上手く発散できず、ずっと大きなストレスを抱えていると、体や心に不調を感じるようになります。

特に心の不調は、ひどくなるとうつ病を発症することもありますよ。
精神的に追い込まれる前に年度途中であっても、退職したいという人が多くいます。

 

園の保育方針や、人間関係で悩む

実際に働いてみないと、園の保育方針や施設や人間的な環境は分かりません。楽しく保育をしていくためには、環境が合わないと難しいですよね。

園長先生や先輩保育士の保育のやり方を尊重することも大切です。でも、あまりに
自分のやりたい保育とかけ離れていると「やめたい」と思う人が多いでしょう。

 

女性ばかりの職場で、
うわさ話や陰口などの多い環境も耐えられずに、退職する人も多いのです。

 

労働条件が悪すぎる

就職するときの労働条件と、実際違う場合もあります。

  • 残業が多い
  • 賃金が安い
  • 休日が削られる

など予想以上に悪い労働環境である場合も多いんです。

ブラック企業があることと同じように、
ブラック保育園も多く存在するんですね。保育士を使い捨てのように扱う園が増えると、どんどん潜在保育士を増やすことにも、繋がってしまいますよね。

 

途中で辞める時の注意点

  • 退職の理由が園にあっても、絶対に言わない

保育園の不満で退職すると話さない
もし退職したい理由が、園の環境や人間関係だったとしても、絶対に言わないことです。

必ず退職の理由は聞かれることになります。園側に原因があるのなら、把握し
改善して引き止めたいと思うでしょう。どんどん保育士が辞めていったら困りますし、求人を出して採用するまでにも大変な労力がかかるのです。

 

  • 辞める意思を1ヶ月前には伝えておく

退職を決意したら、すぐにでも退職したいと思う人も多いでしょう。

でも、退職の意思を伝えるのは、早く行うことが大切ですよ。園側にだって、都合というものがあります。

保育士が不足していたり、ギリギリで運営しているところが多いです。

求人を出して、後任の保育士を見つけなくてはいけません。退職の意思を伝えたからといって、明日から来なくて良いということにはなりませんよ。最低でも1ヶ月前に伝えるようにしましょう。

 

  • 退職希望はまず園長先生に伝える

退職希望を伝えるのは、とても勇気のいることですよね。本当に退職しても良いのかと相談したくなることもあるでしょう。

友達や家族に話すのは構いません。でも、同僚に相談するのは控えましょう。園長先生に伝える前に、周りから伝わってしまう場合もありますよ。どこから話がもれてしまうか分かりません。意思を固めたら、園長先生に伝えましょう。

伝えるときは、必ず強い意志を持っていくようにしてくださいね。引き止められる場合もありますよ。そして、
園側が受け入れなければいけない理由が必要ですよ。

  • 体調不良
  • 介護
  • 結婚しているなら夫の転勤

など、年度途中であっても働けない理由を伝えましょう。

 

年度途中で辞める前にしておくこと

  • 引継ぎをしておく

保育士後任の引継ぎ
年度途中で、引継ぎをするのは難しいかもしれません。

日々の保育や行事の準備などで忙しく、時間を取れない場合もあります。直接引き継ぎできないときは、
自分なりにノートや資料などでまとめておくと良いでしょう。後任の保育士が決まっているのであれば、渡しておきます。まだ決まっていないようであれば、園長先生に預けましょう。

年度途中で退職するのは、周りの保育士にとっても迷惑がかかります。自分でできることは、率先して行いましょうね。

 

  • 同僚に退職を伝えておく

園長先生に退職希望を伝え、具体的に決まったら同僚にも伝えておきましょう。

年度途中の退職は、事後報告である場合がほとんどです。突然いなくなってしまったら、混乱してしまいますよね。同僚に伝えるといっても、信頼のいける人や、特にお世話になった人のみにしましょう。

人によっては、冷たい態度で接してくる人もいますし、他の先生に話してしまう人だっていますよ。十分気をつけましょう。退職する事実と今までの感謝の気持ちも伝えましょうね。

担任の人は、もう少しやることがありますね。

 

次の就職先を見つけておく

退職してすぐに、次の就職先を見つける気持ちにはならないかもしれませんね。でも、これからも保育士の仕事を続けていきたいのであれば、前に進むことをおススメします。

状況によりますが、退職して何もすることがないのはよくありません。年度途中で退職することを、ずっと引きずってしまうこともありますよ。転職活動までいかなくても、気持ちを入れ替える準備をするようにしましょう。

 

まとめ

  • 年度途中の退職は、ストレスによる体調不良や人間関係、方針や労働条件の不一致が原因
  • 園長先生にまず報告、1ヶ月前には伝えること!
  • 退職前は、引継ぎをして信頼できる同僚に退職を伝えよう!新たな気持ちに切り替えて!